特別展「胡堂と皇室」*レポート

9月1日(日)~11月30日(土)

特別展「胡堂と皇室~田島道治と小泉信三の手紙より~」

 

2019年5月、令和時代がはじまり、

日本国民の皇室への関心は、一層高まったように感じます。

 

令和時代の始まりを記念し、

胡堂と上皇ご夫妻、皇室関係者との関わりについて紹介する

特別展「胡堂と皇室」を開催しました。

 

 

 

当記念館には、宮内庁初代長官の田島道治氏(1885-1968)

現在の上皇陛下の少年期の教育係である小泉信三氏(1888-1966)の書簡があり

胡堂と交流があったことがわかります。

 

 

ふたりの手紙には、

「銭形平次を楽しんでいます」というような内容が書かれてあり

胡堂の銭形平次人気がうかがえました。

 

また、関連資料として、松田瓊子著『七つの蕾』を紹介しました。

松田瓊子は、胡堂の次女。

生前に数作品の小説を執筆しました。

 

『七つの蕾』

昭和60年/国書刊行会発行(左)、昭和12年/教材社発行(右)

 

瓊子は『七つの蕾』で作家デビュー(昭和12年)しましたが、

その3年後、病に伏して23歳の若さで亡くなります。

『七つの蕾』は、上皇后美智子さまが学生時代に愛読された一冊でした。

 

胡堂の交友関係の広さを感じる展示になりました。

 

2020.3.31 skym

カテゴリー: ブログ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。