館長がせっせとお世話をしていたウチワサボテンが、
かわいらしい花を咲かせました!!
=*= ウチワサボテン =*=
先端のトゲは、まだやわらかい~
またお花の話題か!……と思わないでくださいね(笑)
このウチワサボテンは、
野村館長が、藤倉四郎さん(童話作家で、胡堂と深い交流があった)と一緒に
胡堂ゆかりの日本画家を訪ねるため、
神奈川県の葉山へ出かけた際に手に入れたそう。
おじさんが仕事をしていた伊東にも、同じサボテンがあったなぁ
と、野村館長のつぶやきが…。
胡堂は、静岡県の伊東にある別荘で
『銭形平次捕物控』を執筆していました。
そして、館長からすると野村胡堂は“親戚のおじさん”なんですね。
(野村館長は、胡堂の弟・耕次郎の孫なのです!)
サボテンの花をきっかけに、館長に野村胡堂の思い出を聞いてみました。
以下、館長のおはなし。
おじさんの仕事場は伊東の駅から近い。
駅前に大きなきなウチワサボテンがあったのを覚えている。
葉山で同じサボテンを見つけ、このことを思い出して買ってきた。
おじさんに逢いに行ったときのこと。
土産に持っていった豆銀糖(まめぎんとう)を喜んで食べてくれた。
東京暮らしは長いが、紫波に帰って来たときは紫波訛りで話をする。
全く気取らない、普通の親戚のおじさんとおばさんだったなぁ…。
『銭形平次捕物控』の連載を27年間も続け、作品数は383編。
そのほかに音楽評論も書き、野村学芸財団を設立し、
紫波町の“名誉町民第一号”になった野村胡堂ですが、
館長曰く、「普通のお父さんであり、伯父さん」だったようです。
好きなものは濃いお茶。 甘いものもよく食べる。
白いご飯と、お味噌汁と、漬物が主な食事のメニュー。
フルーツで健康管理をする。
なかなか抜けない紫波訛り。
馬と犬にはトラウマがあるとか…。
なんだか身近に感じますね ^^
記念館では、胡堂のさまざまな業績を知ってもらうだけでなく
胡堂……いえ、長一(本名:おさかず)を身近に感じてもらえれば、嬉しいなぁと思いました♪”
館内で、胡堂にちょっと似ている館長をみかけた際には、
ぜひ、つぶやきを聞いてみてください( ^皿^)*
2015.5.9 sakuyama