令和3年度胡堂講座 銭形平次捕物控朗読会*レポート
10月10日(日)13:30~
令和3年度胡堂講座 銭形平次捕物控朗読会
令和3(2021)年は、「銭形平次捕物控」の第一作目
「金色の處女(こんじきのおとめ)」が文藝春秋社の雑誌『オール讀物』
創刊号に掲載されてから90年の記念の年にあたります。
銭形平次捕物控発表90年記念企画展「平次誕生の一年―その男、苦み走った好い男―」
の関連事業として、毎年好評いただいている大塚富夫さんによる朗読会を開催しました。
朗読作品はもちろん、「金色の處女」です。
当初は9月5日(日)に開催する予定でしたが、岩手県内の新型コロナウイルス感染
拡大を受け、10月10日(日)に日程を変更しての開催となりました。
まずは『銭形平次捕物控』本編の前に、胡堂の銭形平次にまつわる随筆を
朗読していただきました。
昭和32(1957)年、銭形平次最終話の「鉄砲の音」が掲載された
『オール讀物』の更に翌月号に掲載された随筆で、平次と共に歩んだ27年を
胡堂自身が振り返る内容です。
銭形平次誕生のきっかけ、執筆する上での胡堂のこだわり、平次を愛した著名人たち…
27年書き続けたからこその内容でした。
少し長めの随筆でしたが、大塚さんの声で聴くと、内容がすっと入ってくるようでした。
さて、テレビドラマで特に有名な「銭形平次」。
その原作の第1作目を読んだことがあるという方は少ないのではないでしょうか?
銭形平次について書いている胡堂の随筆を元に、朗読の導入になるような学芸員のお話を
聞いていただいた上で、大塚さんによる「金色の處女」本編の朗読に入りました。
実は第1作目の「金色の處女」、「銭形平次」の一般的なイメージとは大きく違うような
内容になっています。
スケールの大きな事件にのぞむ若き銭形平次、平次の相棒の八五郎は登場せず(寂)、
まだ平次と結婚していないお静が事件に巻き込まれたり、
作中にはゾッとするような描写も…
朗読する大塚さん
緊迫した場面では、つい手に汗を握ってしまいました。
迫力のある「金色の處女」を、大塚さんの朗読で体感していただけたのでは
ないでしょうか。
そして朗読終了後は、毎回恒例の大好評、大塚さんのフリートーク!
今回は朗読が長めだったこともあり、短めのフリートークとなってしまいましたが、
さすが大塚さん!聞いている方々を飽きさせないトークで、皆さん楽しそうでしたよ!
ご参加の皆様、新型コロナウイルス感染症対策にご協力ただき、
ありがとうございました!
令和4(2022)年は胡堂生誕140年とこれまた記念の年!
そんな記念の年に何を朗読していただこう~♪と、担当者も楽しく考え中です。
皆さんも、お楽しみに!
令和3年度 胡堂塾*レポート
当記念館では、収蔵資料を活用し、様々な角度から野村胡堂・あらえびすを
深く知ることで、新しい胡堂の姿を発見し、より深く興味を持ってもらう機会として、
「胡堂塾」を開催しています。
例年、全5回の講座となっています。
今年度の胡堂塾には初参加の方、そしてリピーターの方にご参加いただけました!
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第1回 胡堂の生涯、施設見学
第1回目ということで、入門編です。
ホールで胡堂の生涯を杉本館長にお話いただきました。
その後学芸員の説明で、常設展示と施設内を見学しました。
天気が良かったので、外からも見学!普段見られない裏側もチラリと見学しました。
常設展示は1回見れば十分という方が多いと思います。
じっくり見直すことで、新たな発見や疑問もあったのではないでしょうか。
第2回 胡堂の生家見学
野村胡堂の生家にて、胡堂の弟耕次郎のお孫さんである野村晴一さんの講話を
聞きました。
胡堂の生家は、野村晴一さんご一家が生活を営まれていますので、普段公開は
していません。生家にお邪魔できるのは、この胡堂塾だけ!
野村家住宅や胡堂の幼少期について、そして受講生から希望があったハナ夫人について、
お話を伺いました。
野村家所蔵の明治時代の木版刊行物を見せていただいたり、胡堂の肉声入り(!)
ソノシートを聞かせていただきました。
貴重な機会に、受講生の皆さんからたくさん質問の声が上がりました。
野村晴一さん、ご家族の皆様、ありがとうございました!
第3回 胡堂作品(『銭形平次捕物控』)に触れる
2021年は、野村胡堂の代表作『銭形平次捕物控』の第1作目
「金色の處女(こんじきのおとめ)」が発表されて90年という記念の年です。
そこで、受講生の皆さんには「金色の處女」を事前に読んでいただき、
感想をお話いただきました。
その後、企画展「平次誕生の一年~その男、苦み走った好い男~」を見学しました。
平次誕生の頃、胡堂はどんな仕事をしていたのか、平次誕生のきっかけは何だったのか、
企画展を担当した作山学芸員の解説を聞きながら、じっくり見学しました。
第4回 あらえびすについて
この回では、音楽評論家あらえびすの功績とともに、『名曲決定盤』『音楽は愉し』など
著作を通して、あらえびすの音楽評論に触れました。
そして、胡堂塾恒例!蓄音機の操作体験&SPレコードをかける体験を、
今年度初参加の受講生さんが代表して行いました。
作山学芸員から、蓄音機から音が出る仕組みを聞きながら(フムフム)
実際にSPレコードをかけました。(音が鳴るかドキドキ)
最後に『名曲決定盤』や『楽聖物語』に登場する曲のSPレコードを蓄音機で鑑賞する、
贅沢な時間を過ごせました。
第5回 胡堂の直筆に触れる
胡堂塾最終回は、「胡堂の直筆に触れる」がテーマ!
胡堂の直筆資料(胡堂が弟耕次郎へ宛てた手紙、直筆原稿「も一度記者になり度い」)
を、事前にワークシート使い解読した上で、全員で答え合わせをしながら
読んでいきました。
普段、なかなか博物館に展示している資料の字を読んでみよう!とは思いませんよね。
じっくり読んだ直筆の字や内容から、胡堂の人格に少しでも触れていただけたのでは
ないでしょうか。
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以上、全5回にわたる今年度の胡堂塾の様子をお伝えしました!
今年度の受講者の皆様は、昨年参加された方も今回初参加の方も、とても意欲的に
「胡堂さんを知りたい!」と思ってくださっていました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
あらえびすバスツアー*レポート
あらえびすバスツアー
7月12日(月)8:00~17:30
今年度の野村胡堂・あらえびす記念館協力会会員限定のバスツアーを
リポートします。
今年度のバスツアーも昨年度同様、 新型コロナウイルス感染症対策のため、
募集定員を例年より減らし、座席も密にならないよう指定席にし、
乗車時には検温・手指の除菌を徹底しました。
見学先でもマスクの常時着用や参加者同士距離を取り合うなど、感染予防に努めました。
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今年度は奥州市にお邪魔しました。
最初に見学したのは、「旧岩谷堂共立病院」です。
旧岩谷堂共立病院の建物は、菊田一夫原作のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のモチーフに
なったとも言われ、4階の塔屋からは菊田が疎開で身を寄せた及政旅館を
望むことができます。
旧岩谷堂共立病院は、明治8(1875)年1月に岩手県初(当時は水沢県)の
西洋医学における総合病院として開院しました。
数年後には病院としての役割を終えていますが、閉院後は磐井治安裁判所岩谷堂支所及び
登記所、岩谷堂尋常小学校の仮校舎、岩谷堂町役場、江刺町役場、江刺市役所など
公共建築として使われてきたそうです。
ガイドの方にわかりやすく説明していただけました。
続いて向かったのは、旧岩谷堂共立病院から歩いて行ける距離にある、
「菊田一夫記念館」です。
劇作家・作詞家の菊田一夫(朝ドラにも登場しましたね!)は、戦後間もなく、
作曲家の古関裕而とコンビを組み、数々のラジオドラマ・テレビドラマ・映画・
演劇・ミュージカルを手がけました。
代表作ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」、舞台「放浪記」・「風と共に去りぬ」、
楽曲「イヨマンテの夜」など多くのヒット作品を世に送り出しています。
赤煉瓦造りの2棟の蔵は、明治時代後期に建造された物です。
次の目的地は「えさし郷土文化館」。
江刺地方の歴史・文化と地域産業、伝統文化を、豊富な実物資料や復元資料を通じて
学ぶことができる博物館施設です。
特別企画展「雅静の美 正法寺の至宝を巡る」では、通常非公開となっている
正法寺の寺宝を公開していました。
学芸員さんの解説を聞きながら、午後にお邪魔する正法寺の予習をしました。
ここで、お待ちかねのランチタイム!
えさし郷土文化館のすぐ近くにある「えさし藤原の郷 レストラン清衡」で
いただきました。
あの!有名な江刺金札米をいただきました。
午後にお邪魔したのは、水沢地区の黒石町にある曹洞宗の古刹、
正法寺(しょうぼうじ)です。
南北朝時代の貞和4 (1348) 年の開山で、日本一の茅葺屋根を誇る法堂の大建築に
代表される伽藍には、尊像・寺宝・文化財が数多く安置されています。
正法寺の秘佛本尊「如意輪観世音菩薩坐像」は、鎌倉時代後期の作で岩手県指定文化財に
なっています。
毎年10/16の熊野大権現大祭祈禱会の際に御開帳しているそうなのですが、
令和3年は4/1~9/30の半年間、特別に御開帳されていました。
例年であれば年に一度の御開帳、貴重な参拝の機会をいただけました。
日本一の茅葺屋根がこちら!近い場所から見学させていただきました。
かなりの迫力でした。
こちらでも、正法寺の方にとてもわかりやすくご説明いただけました。
御本尊についてや修行にいらっしゃる方々ついての説明を伺ったり、
ミニ座禅体験もさせていただきましたよ!
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今年度参加の会員の皆様には、十分に新型コロナ感染症の感染予防を
していただきました。
また、見学先の関係者の皆様におかれましても、様々な感染予防策を
とってくださいました。
無事、今年度もバスツアーを開催できたのは、皆様のお蔭です。
心からお礼申し上げます。
☆おまけ☆
今年度のバスツアーにも、昨年同様アニメ「啄木鳥探偵處」の野村胡堂さんたちと
回ってみました!
今年は盛岡中学三人組と。
最後に寄った産直で、恒例のソフトクリーム!
去年よりもうまく撮影できた、かも…?
名曲喫茶あらえびす・冬*レポート
【名曲喫茶あらえびす ~ポピュラー音楽 from あらえびすコレクション~】
1月30日(土)14:00~15:00
プログラム
♪東京音頭
♪My blue heaven(私の青い空)
♪The entertainer(ジ・エンターティナー)
♪Sentimental journey(センチメンタル・ジャーニー)
♪The rocks in my bed(ザ・ロックス・イン・マイ・ベッド)
♪Sing Sing Sing(シング・シング・シング)
このイベントは、
あらえびすホールに、ソファーやテーブルを設置し、
いつもと違う雰囲気で、SPレコードの音色を蓄音機で楽しむコンサートです。
昨年5月に開催するはずでしたが、
感染症拡大の影響を受けて延期となり
この度、感染対策を徹底したうえで、開催することができました。
ただし、感染症拡大の観点から、
コーヒーサービスは、中止とさせていただきました m(__)m
当記念館で収蔵している胡堂のレコードは
ほとんどがクラシック音楽のSPレコードですが
なかには「ポピュラー音楽」に分類されている
流行歌やジャズなどのSPレコードがあります。
今回は、昭和初期の日本の流行歌とアメリカのジャズを取り上げました。
本日のマスター(進行と解説)は杉本館長。
館長の特別企画! ピアノで「イントロあてクイズ」も開催。
間隔をあけた限定30席の喫茶店です。
このソファーやテーブルは、
東京の高田馬場にあったクラシック音楽専門の喫茶店「名曲茶室あらえびす」で
昭和63(1988)年の閉店まで実際に使われていたものです。
喫茶店の閉店後、使われていたソファー、テーブル、カップ、壁掛け時計、
音楽家の小さな胸像など多数の品が紫波町に寄贈されました。
現在は、記念館で活用しています。
一日限りのイベントに合わせて、一日限りの展示を行いました。
ほかにも、当時使われていたさまざまな品があるので
いつか長期間展示したいな~と思っています。
展示した品々の一部をご紹介!
コーヒーカップ
シュガーポット
ベートーヴェンとショパン
営業時間の看板
今回初めて、当時で使用されていた曲目リストを公開しました。
来店者がリクエスト曲選ぶときに使っていたようです。
ショパンのページ
記念館では、胡堂が収集したSPレコードのうち、
約7000枚を収蔵しており
コンサートで紹介しきれていない名盤が、まだまだたくさんあります!
次回はどんなテーマにしようかな……(*’ω’*)
どうぞお気軽に足をお運びください☆
2021.01.31 skym
10~12月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
10月18日(日)14:00~16:00
第301回 クラシック名盤『楽聖物語』47 ベートーヴェン9
プログラム
♪ベートーヴェン/歌曲「君を愛す」
♪ベートーヴェン/歌曲「アデライーデ」
♪ベートーヴェン/交響曲第4番
♪ベートーヴェン/交響曲第8番
今月は、ベートーヴェンの歌曲を取り上げました。
どちらの曲も、24~5歳の若きベートーヴェンの作品です。
「君を愛す」は、音楽の教科書にも掲載されており
知っている方も多いのではないでしょうか。
一般的に交響曲のイメージが強いベートーヴェンですが
このような、素朴で美しい歌曲も作曲しています。
機会がありましたら、ティータイムにでも聴いてみてくださいね。
秋の景色
11月15日(日)14:00~16:00
第302回 企画展「音楽評論家あらえびす」コラボ内容
あらえびすのレコードコンサート(後編)
プログラム
~胡堂の肉声レコード~
♪講演 野村あらえびす/コロムビア 世界音楽名盤集 第三集に就いて
~コロムビア 世界音楽名盤集 第三集より~
♪ヨハン・シュトラウスⅡ/皇帝円舞曲(カイザー・ワルツ)
♪リスト/死の舞踏
~音盤懐古漫談会 岩手県公会堂にて~
♪グルーグ/ノルウェーの婚礼の行列
♪ドニゼッティ/歌劇『ランメルモールのルチア』より「狂乱の場」
♪グノー/歌劇『ファウスト』より「金の仔牛の歌」
♪ヴォルフ/郷愁
♪シューベルト/子守唄
♪ビショップ/埴生の宿
♪ダヴィッド/歌劇『ブラジルの真珠』より「かわいい鳥」
♪ヴェルディ/歌劇『椿姫』より「そは彼の人か」
今月は、企画展「音楽評論家あらえびす」に関連した内容の第2回。
企画展の担当学芸員が進行・解説しました。
前半は、胡堂の肉声レコードを紹介しました。(←コンサートでは初公開!)
このレコードは、日本コロンビアが発行したアルバム
「コロムビア 世界音楽名盤集 第三集」について解説をする胡堂の肉声です。
このあとに「世界音楽名盤集 第三集」から2曲を鑑賞しました。
後半は、昭和15年に岩手県公会堂の大食堂で開催したコンサートプログラムを
同じ演奏者&レーベルのレコードで再現し、鑑賞しました。
当時の岩手県公会堂の大食堂は、現在の21号室にあたります。
胡堂の声や選曲したSPレコードを聞いたり
今でも当時の会場を訪れることが出来ると思うと
胡堂が、ついこの前まで生きていたかのように感じ、不思議な感覚になりますね。
全2回にわたる企画展関連内容のコンサート、いかがでしたでしょうか?
いつもの定期コンサートとは違い、特殊なコンサートだったと思います。
最後までお聴きくださりありがとうございました。
胡堂の選曲によるレコードコンサートのプログラムは
実はたくさんあるのですが、これまであまり公開していませんでした。
胡堂のプログラムを
胡堂が集めたSPレコードで
胡堂と同じ型の蓄音機で鑑賞する・・・
今後もこのような機会を作りたいと思いますので
興味がありましたら、ぜひご来場ください。
12月20日(日)14:00~16:00
第303回 クラシック名盤『楽聖物語』48 ベートーヴェン10
プログラム
♪ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」
♪ベートーヴェン/交響曲第7番
あらえびすのオルゴールコレクションから
♪歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
♪きよしこの夜
2020年は、ベートーヴェン生誕250年にちなんだ
交響曲全曲鑑賞プロジェクト(←勝手に命名!)を実施し、
今月で最終回を迎えました。
講師の侘美先生が最後の曲に選んだのは、
ベートーヴェンの交響曲のなかでも、近年人気が高い「ベト7(しち)!」
弾むリズム、疾走感のある旋律が、現代でも親しみやすいのでしょうか。
(担当者個人的にも、お気に入りの一曲です!)
そして今月は、クリスマス企画として
胡堂のオルゴールコレクションから、2曲鑑賞しました。
ドイツ・シンフォニオン社の卓上型ディスクオルゴールで
櫛を弾く音が木製のボディに反響し、まろやかな響きが広がります。
普段は常設展示室内に展示していますので、いつでもご覧いただけます!
冬の景色
今年は感染症拡大の影響を受け、とても大変な一年でしたが
ご来場のみなさまのご協力のおかげで、
一年間レコードコンサートを開催し続けることができました。
今後も感染拡大防止対策に努めて参ります。
ご来場のみなさまには、引き続き
感染拡大防止対策について、ご理解・ご協力をお願いいたします。
レコードの音色が心の健康の助けとなりますよう祈りながら
今後も、出来る限りの開催を続けて参りたいと思います。
新年からもよろしくお願いいたします。
2020.12.27 skym
9月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
9月20日(日)13:30~16:00
第300回 あらえびすレコードコンサート
(クラシック名盤『楽聖物語』46 ベートーヴェン)
プログラム
あらえびす懐かしの名盤
♪シューベルト/野ばら
♪ショパン/華麗なる大円舞曲
♪サラ=サーテ/ツィゴイネルワイゼン
♪チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 第1楽章
♪ヘンデル/オラトリオ『メサイア』より ハレルヤコーラス
野村さんの思い出の一曲
♪シューベルト/魔王
ベートーヴェン生誕250年記念
♪ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
今月の開催で、レコードコンサートが第300回迎えました。
記念館開館の平成7年6月に始まり、約25年間。
これまで1万人を超える多くの方々が来場しました。
過去に中止になったのは、
東日本大震災があった平成23(2011)年3月と
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた今年3~5月だけです。
すこし長文になりますが、レコードコンサートについて紹介します。
現在、当記念館で毎月開催しているレコードコンサートの前身が、
彦部公民館で開催されていた「あらえびす名曲レコードコンサート」。
さらに、このコンサートが開催されるきっかけとなったのは、
東京・高田馬場に店を構えていた「名曲茶室あらえびす」閉店の知らせでした。
昭和62(1987)年に野村胡堂顕彰会が発足し、
記念館建設に向けた気運が高まっていました。
その翌年、昭和63(1988)年8月の岩手日報に、
東京・高田馬場にある「名曲茶室あらえびす」閉店の記事が掲載されました。
「名曲茶室あらえびす」は、
リクエストに応じてクラシック音楽のLPレコードをかける名曲喫茶で、
店名は「音楽評論家あらえびす」にちなんでつけられました。
紫波町教育委員会は、喫茶店のオーナー馬渕巳三子氏にLPレコードの寄贈を打診。
その後、馬渕氏は、店で使用していたLPレコードのほか
テーブルやソファーなど数多くの品を寄贈しました。
昭和63(1988)年10月1日に「名曲茶室あらえびす」が閉店すると、
LPレコードをはじめとする品々が紫波町に到着しました。
そして同年12月から、寄贈されたLPレコードなどの活用として
彦部公民館で「あらえびす名曲レコードコンサート」と題した
クラシック音楽のレコードコンサートが開催されました。
彦部公民館の「あらえびす名曲レコードコンサート」は、約7年間開催され、
平成7(1995)年5月の開催をもって幕を閉じました。
その後、同年6月に野村胡堂・あらえびす記念館が開館。
同月から「あらえびすレコード定期コンサート」が始まり、今日に至ります。
現在、「あらえびすレコード定期コンサート」は、
胡堂がコレクションしたSPレコードを中心に選曲しています。
「あらえびすレコード定期コンサート」は、
音楽を通して野村胡堂を知っていただく機会でもありますが
クラシック音楽を愛好する方々や地域の方々の交流の場にもなっています。
コンサート当日の様子を、写真で紹介します。
はじめに野村理事長からの挨拶がありました。
野村さんは胡堂の弟の孫であり、記念館建設計画時から携わっています。
レコードコンサートの歴史についてもお話しました。
藤原副町長からご祝辞を賜りました。
ありがとうございました。
解説は平成16年から講師を務める侘美淳(たくみ じゅん)さん
岩手日報(2020年9月20付)に掲載された記事を読んで初めて来場した方も多く
「野村胡堂・あらえびす」や蓄音機とSPレコードについて紹介。
アシスタント&蓄音機操作は作山学芸員です。
実はこんな企画も(^^) 対談「野村胡堂とあらえびす」
杉本館長扮する「あらえびす」と、野村さん扮する「胡堂」の夢の対談!
野村さんは、捕物作家クラブの半纏で登場しました☆
対談の内容は『音楽は愉し』(音楽之友社)で読むことができます。
感染症対策をしてのご来場、誠にありがとうございました。
どんどんデジタル化される新しい時代が訪れても、
胡堂が生きた明治・大正・昭和期の蓄音機の音色を届けていきたいです。
この先も長く続けられますように・・・☆
第301回からも、どうぞ足をお運びください。
2020.9.20 skym
令和2年度胡堂講座 銭形平次捕物控朗読会*レポート
9月6日(日)13:30~
令和2年度胡堂講座 銭形平次捕物控朗読会
毎年好評の、大塚富夫さんによる「銭形平次捕物控」の朗読会です。
朗読作品は昭和8年発表の「名馬罪あり」。
盛岡藩の名産「南部馬」が登場する作品です。
朗読前に、担当学芸員が「南部馬」について解説しました。
江戸時代以前から、南部は名馬の産地でした。
実は胡堂さんが集めていた「武鑑」にも、将軍へ献上した「御馬」が載っていたり!
「武鑑」については、いつか別の機会にお話できれば…と担当学芸員は目論んでおります。
名馬「南部馬」が登場するのか~と頭に入れていただいた上で、大塚さんの朗読を楽しんでいただきました。
声音や口調で演じ分ける登場人物たちが、
大塚さんによって生き生きと動き出しているように感じました。
(今回は平次の女房お静以外の女性が2人登場。演じ分けが絶妙でした!)
場面ごとの情景が思い浮かぶようで、皆さん大塚さんの朗読に聴き入ってらっしゃいました。
今回の作品におけるキーワードは、「南部馬」でした。
また、冒頭では平次親分と八五郎が囲碁を楽しむ印象的な場面もありました。
そこで!今回は「銭形平次捕物控」の他にもう一作品、大塚さんにお願いして朗読していただきました。
随筆「胡堂百話」より
胡堂と囲碁の思い出話(「三宅雪嶺」「抱琴と露子」)
盛岡中学時代の馬にまつわる思い出話(「金田一博士」)
大塚さんの声を通して、胡堂の思い出に触れていただきました。
まだ10代の長一(胡堂の本名)少年の思い出話から、より胡堂を身近に感じていただけたのではないかと思います。
「銭形平次捕物控」とは別の魅力満載で、素敵な朗読でした!
参加者の皆様も、大塚さんのトークを楽しみにしていた方も多いと思います。
(担当学芸員も楽しみにしておりまして、進行表には「大塚さんフリートーク」とあらかじめ入れております。)
今回もたいへん面白いトークで、皆さん楽しまれていました!
感染症対策にご協力いただき、ありがとうございます。
※朗読会ウラ話※
実は…当日の配布資料に、今年度で「9回目」と表記してしまったのですが、
数えなおしたら、今回が「10回目」でした。
たいへん失礼いたしました(汗)
来年度は「11回目」になります。
また、来年は「銭形平次捕物控」発表90周年の記念の年でもあります。
担当学芸員は、大塚さんに朗読していただきたい作品を今から選定中です!
来年度もどうぞお楽しみに~!
紫波第一中学校2年生の職場体験*日常レポート
9月1~2日の2日間、
紫波第一中学校の2年生8名が職場体験に来ました。
紫波第一中学校では、働くことの意味や喜びを学ぶため、
第2学年で職場体験を実施しているそうです。
中学生のみなさんは、記念館でどのような仕事をしているか、
なかなか想像できませんよね。
この2日間の中学生の体験を、写真たっぷりでレポートします☆
◇◆◇1日目◇◆◇
記念館に来たからには、胡堂について知らねばならぬ!
・・・と言うことで、
まずは、館長から胡堂の説明を受けながら、館内を見学しました。
熱心にメモをとる中学生のみなさん
そのあと、2班に分かれて体験開始!
展示室の掃除、寄贈図書の掃除、LPレコードのクリーニングをしました。
展示室内の掃除、除菌作業。
手が触れるところを考えながら除菌できました。
こちらは、千葉学芸員と一緒に寄贈図書の掃除。
古い図書のほこりを丁寧にはらいました。
ホールでは、作山学芸員と一緒にLPレコードのクリーニング。
レコードを指の爪で傷つけないように気を付けて作業しました。
ちょっと休憩時間・・・
中学生は「レコード」というものを知らない世代で
音楽は、アプリを使って聴くそうです!Σ(・□・;)
最近どんな音楽を聴いているのか、という話題でも盛り上がりました!
午後からは、体験のメイン! 記念館ギャラリーの展示作業です。
ギャラリーで展示を続けていた「川柳コンテスト応募作品展」を張り替え
アニメ『啄木鳥探偵處』の紹介コーナーを作ります。
今回は、展示の企画・構成から、展示が完成するまでを一通り体験してもらいました。
まずは「川柳コンテスト応募作品展」の貼りかえ。
展示に取りかかる前に、アニメ『啄木鳥探偵處』を知るため、
野村胡堂とアニメに登場する文士たちとの関係を知るところから始めました。
現在、常設展示室内では、
胡堂と文士たちの交流が分かる展示を行っています。
展示を担当した千葉学芸員に解説してもらいました。
胡堂宛の平井太郎(江戸川乱歩)の手紙をじっくり見ています。
いよいよ、どの展示物を使ってどのように紹介するかを考えました。
◇◆◇2日目◇◆◇
前日に引き続き、アニメ『啄木鳥探偵處』紹介コーナーの展示作業です。
展示のイメージが出来たので、あとは手を動かすだけ!
説明が必要なところにパネルをつけて・・・
ペンの色は何色にする・・・? 字の大きさは・・・?
キャラクターの紹介文は・・・
掲示するものの高さは・・・
順番はこれで良いか・・・
相談しながら作業を進めているようでした。
そして、完成した展示がこちら!
アニメ『啄木鳥探偵處』紹介コーナー
(((中学生のみなさん頑張りました!もう、感動しかない(´;ω;`)ウッ…)))
※↑学芸員たちの心の声。
完成後は、展示のポイントについて紹介してもらいました。
なかなか大変な作業だったと思いますが、
相談したり、分担しながら、展示を完成させることができました!
こちらの展示は、現在展示場所を変えて
記念館の廊下の壁に展示しています。
ご来館の際は、ぜひ中学生の頑張りをご覧ください。
さて、体験の最後は、マスコミ対応の見学。
ちょうどIBCラジオの取材が入っており、
館長と学芸員が受け答えしている様子を見学しました。
取材の様子
この記録写真は一中の生徒さんが撮影しました。
取材の様子(記念館職員が撮影)
なんと、紫波一中のみなさんもサプライズで
ラジオに登場してもらうことになりました!
突然のインタビューだったにもかかわらず、しっかりと受け答えが出来ていました。
この様子は、9月10日(木)放送の
IBCラジオ「ゲツキンライブ1745」の番組内で紹介されました。
後日、たくさんの方から「ラジオを聞いたよ~!」と声をかけていただきました。
中学生のみなさんも聞けたかな?(^^)
最後は質問の時間を設け、館長からお話を聞きました。
これでハードな職場体験はおしまい・・・。
職場体験の数日後、、、
生徒ひとりひとりから丁寧なお礼状が、記念館に届きました。
どうもありがとうございました。
この体験が、今後の役に立てれば嬉しいです(*’ω’*)
紫波第一中学校のみなさん、2日間、大変お疲れまでした!!
2020.9.5 skym
あらえびすバスツアー*レポート
あらえびすバスツアー
8月31日(月)8:00~17:30
今年度の野村胡堂・あらえびす記念館協力会会員限定のバスツアーを
リポートします。
今年度は7月上旬の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の
感染拡大を受け、8月31日に日程変更しての開催となりました。
募集定員も例年より減らし、座席も密にならないよう指定席にし、
乗車時には検温・手指の除菌を徹底しました。
見学先でもマスクの常時着用や参加者同士距離を取り合うなど、感染予防に努めました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今年の行き先は、昨年と同じ、青森県弘前市です。
午前中は弘前公園(史跡弘前城跡)とねぷた村へ
密にならないよう、3グループに分かれて弘前城内を見学しました。
ガイドさんのわかりやすい解説つきです。
本来はこの石垣の角に現存天守が位置しています。
見学時点では、発掘調査を終えた段階で、これから積み直し工事に入るのだそう。
曳家によって移動中の現存天守。中に入ることもできます。
工事終了後は元いた石垣の上に戻ります。
この位置で天守を見ることができるのは、今だけ!
貴重な姿を眺めることができました。
昼食は弘前公園から徒歩圏内にある、津軽藩ねぷた村へ。
津軽料理遺産御膳(彩)をいただきました。
昼食後は津軽藩ねぷた村内の施設を見学しました。
至近距離から見ることができました。やっぱり大きい!
青森市の「ねぶた」とは違い、扇形が特徴です。
お囃子の太鼓体験もできましたよ!
(一番左:杉本館長、一番右:野村理事長)
午後は弘前市の隣、平川市にある盛美園へ。
盛美園とは、資産家清藤盛美が、津軽地方を中心に庭園を造っていた
大石武学流宗家の小幡亭樹を招き、明治35年より9年の歳月を費やして
完成させた庭園です。
大石武学流 は江戸時代末期から近代にかけて津軽地方に広まった庭園の流派で、
空間構造や構造物に一定のパターンを用いるのが特色だそうです。
趣のある盛美館
敷地内にあるこちらの「盛美館」は、一階が和風、二階が洋風の
異なった造りになっている建物です。
この建物は、映画「借りぐらしのアリエッティ」に登場する建築物の
モデルになったとされています。
盛美園は和洋折衷の建物と日本庭園が、とても素敵な場所でした。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
今年度参加の会員の皆様には、十分に新型コロナ感染症の感染予防を
していただきました。
また、見学先のスタッフの皆様におかれましても、様々な感染予防策を
とってくださいました。
無事、今年度のバスツアーを開催できたことに、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました!
☆おまけ☆
今年度のバスツアーは、アニメ「啄木鳥探偵處」の野村胡堂さんと回りました!
が、技術不足で上手く一緒におさめることができた写真が少なく…(涙)
もっと上手く写真撮影できるよう、カメラの練習をがんばろうと思います!
7~8月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
7月19日(日)14:00~16:00
第298回 クラシック名盤『楽聖物語』45 ベートーヴェン7
プログラム
♪ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」
♪ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
ベートーヴェン生誕250年にちなみ、特集を組んでおります!
本当なら、5月開催のプログラム。
急遽中止となり、夏にヴァイオリン・ソナタ「春」を鑑賞しました。
今年の春は、あまり季節を感じられなかったぶん
「春」を取り戻したような気持になりました。
8月22日(土)18:30~20:30
第299回 企画展「音楽評論家あらえびす」コラボ内容
あらえびすのレコードコンサート(前編)
プログラム
~胡堂、はじめてのレコードコンサート~
♪バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
~音楽評論家あらえびす誕生にまつわる1曲~
♪ベートーヴェン/交響曲第9番
~東京帝国大学でのレコードコンサート~
♪シューベルト/交響曲第8番「未完成」 ※現・第7番
♪シューベルト/魔王
♪シューベルト/どこへ?
♪シューベルト/菩提樹
♪シューベルト/わが宿
♪シューベルト/ます
現在開催中の企画展「音楽評論家あらえびす」とのコラボ内容です!
音楽評論家「あらえびす」が誕生したいきさつ、
あらえびすの名前が世に知られるきっかけになった1曲、
胡堂の母校、東京帝国大学(現・東京大学)で開催した
レコードコンサートプログラムを紹介しました。
講義のようなコンサートでしたが …(^^;)
みなさん熱心に聴いてくださいました。ありがとうございました!
企画展「音楽評論家あらえびす~レコードコンサートと音楽雑誌のはじまり~」は
10月18日(日)まで開催しております。
(ちなみに↑この日は、10月のレコードコンサートの日!)
ぜひ、企画展にも足をお運びください♪
2020.8.22 skym
6月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
はじめに・・・
4~5月開催の各講座、定期コンサート、イベントは
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期・中止しました。
6月以降は、感染症拡大防止に努めながら、各種イベントを実施して参ります。
ご来場のお客様には、マスクの着用や手指の消毒に
ご協力くださいますようお願いいたします。
===========================
6月21日(日)14:00~16:00
第297回 クラシック名盤『楽聖物語』44 ベートーヴェン
プログラム
♪ベートーヴェン/劇付随音楽「エグモント」序曲
♪ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調 作品21
♪ベートーヴェン/交響曲第2番 ニ長調 作品36
今年はベートーヴェン生誕250年!
これにちなんで、今年度はベートーヴェンの名曲を特集します。
企画委員の侘美さんは、
「今年はベートーヴェンの交響曲(第1~9番の)全曲を聴く!」と意気込んでおります。
また、今年9月には、レコードコンサートが第300回を迎えます。
特別プログラムを計画しておりますので、こちらも、ぜひお出かけください(*’ω’*)
ホール定員の半数で実施しております。
この日のマスク着用率は100%!
みなさまのご協力に感謝申し上げます!
【お知らせ】
予定が変更したり、なんだりかんだり・・・すみません m(__)m
こちらが最新のスケジュールです。よろしくお願いします!
2020.6.21 skym
胡堂塾「春の特別講話会」*レポート
3月29日(日)13:30~15:30
胡堂塾「春の特別講話会」
この講座は、胡堂塾修了生向けに実施しました。
今回の講師は、八重嶋勲さんです。
胡堂宛ての手紙の整理・分析にあたり、長年研究をされています。
講師の八重嶋勲さん
盛岡タイムス紙面の、八重嶋さんの連載
「父の手紙」や「学友たちの手紙」を
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
八重嶋さんの著書『父の手紙』と、編集に携わった『来簡集』
講話会のテーマは「学友からの手紙」。
盛岡中学時代の友人たちとの関わりについて
胡堂宛ての手紙をもとにお話ししていただきました。
講座の様子
盛岡中学の友人には、主に、
同郷紫波町出身の岩動孝久や岩動康治、
卒業同期生の安村省三、村井庄二郎、
文学仲間の原達、金田一京助、石川啄木らがいます。
明治35(1902)年の、胡堂と啄木のエピソード。
この年、啄木は盛岡中学を中退し上京します。
旧制一高受験のためにすでに上京してる胡堂の下宿先を訪ねます。
胡堂は、後輩である啄木に、修業を続けるよう言い、
東京の神田周辺で編入先の中学を探しました。
しかし、編入先は見つからなかった・・・。
この出来事は、胡堂宛ての後輩からの手紙や
啄木日記から知ることができ、
今回は、八重嶋さんの貴重な研究資料をもとに
解説していただきました。
胡堂は交友関係が広く、まだまだエピソードがたくさん!
今後の講座や展示で、紹介していきたいと思います。
八重嶋勲さん、
充実した内容の講話をありがとうございました。
2020.3.31 skym
1~3月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
1月19日(日)14:00~16:00
第295回 クラシック名盤『楽聖物語』41 バッハ特集
プログラム
♪「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より
♪イタリア協奏曲
♪ブランデンブルク協奏曲 第5番
♪管弦楽組曲 第2番
イタリア協奏曲とブランデンブルク協奏曲は人気曲ですね~☆
今回、イタリア協奏曲は、
チェンバロ(ハープシコード)とピアノの聴き比べをしました。
演奏の速さや、音の響きなど、印象がかなり違いますね。
(そもそも楽器自体、発音の仕組みが異なりますが・・・)
参加者の皆さんは、どちらがお好みだったでしょう(*’ω’*)
2月16日(日)14:00~16:00
第296回 クラシック名盤『楽聖物語』42 別伝
プログラム
♪R.シュトラウス/オリンピック賛歌
♪R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
♪ショスタコーヴィチ/ピアノ五重奏曲 ト短調
♪レスピーギ/交響詩「ローマの松」
今回取り上げた作曲家は、近現代の作曲家と呼ばれる人たち。
近現代になると、胡堂と同時期に生きていた作曲家、
または、胡堂よりも若い作曲家が増えてきます。
ちなみに、胡堂と同じ1882年生まれは、
「春の祭典」で知られるストラヴィンスキー。
ピアニストのアルトゥーロ・シュナーベルも。
胡堂は、彼らをどのように見ていたのか、気になりますね。
3月15日(日)に予定していた定期コンサートは延期しました。
楽しみにしていた皆さん、すみません・・・m(__)m
世界が良い方向に向かうよう願いながら、
次の準備を進めていたいと思います!!
次年度も、皆さまのご参加をお待ちしております。
2020.3.31 skym
名曲喫茶あらえびす・冬*レポート
【 名曲喫茶あらえびす * 冬 】
2月11日(火・祝)14:00~15:00
「音楽と随筆 ~オール ベートーヴェン プログラム~」
当記念館に収蔵しているSPレコードの中から
今年生誕250年を迎えるベートーヴェンの名盤を
蓄音機で鑑賞する、1時間だけのコンサート。
会場は、
昭和63(1988)年まで東京の高田馬場にあった
クラシック音楽専門の喫茶店「名曲茶室あらえびす」で
実際に使われていたソファーやテーブルを設置。
昭和の雰囲気を味わいながら
クラシック音楽を楽しんでいただきました。
お陰さまで店内は満席!
たくさんのご来店、誠にありがとうございました!
また、今回は、紫波町出身の舞台役者
吉田和希さんの朗読で
胡堂の随筆や音楽・レコードにまつわる
さまざまなエピソードを紹介しました。
朗読の吉田和希さんは、東京で芝居の修行をされたそう。
「本業は、ぶどう農家なんですよ~(^^;」と。
素晴らしい朗読でした!!!
吉田さんと相談し、胡堂をイメージした和服で登場して頂きました。
背景の障子が、良い雰囲気を演出してくれてます!
プログラムは、
取り上げる随筆などにあわせて
全てベートーヴェンの作品を選曲しました。
(はじめに)
♪7つのバガデルより 第3番
「胡堂」「あらえびす」 ―随筆集『胡堂百話』より抜粋
♪ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」第1楽章
レコードと生活(前) ―随筆集『音楽は愉し』より
♪君を愛す
レコードと生活(後) ―随筆集『音楽は愉し』より
♪弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」第2楽章
野村胡堂とあらえびす(対談) ―随筆集『音楽は愉し』より
♪劇付随音楽「アテネの廃墟」より「トルコ行進曲」
英雄ベートーヴェン ―音楽評論書『クラシック名盤 楽聖物語』より抜粋
♪交響曲第6番「田園」第1楽章
地球は回転する ―随筆『音楽は愉し』より
♪7つのバガデルより 第6番
プログラム終了後にアフタートーク!
(予定時刻を少しオーバーしちゃいました…)
「 ”地球は回転する” は胡堂のレコード音楽に対する考え方がよく表れている」と
お話くださいました。
ベートーヴェンのレコードを持つ作山学芸員と、胡堂の音楽評論書を持つ吉田さん。
この様子は、紫波新聞(令和2年3月号)で紹介されました!
吉田さん、すばらしい朗読をありがとうございました!
とても好評だったので、また朗読してもらいたいな~・・・♪
最後に、音楽評論家・あらえびすの文章を紹介。
随筆集『音楽は愉し』より「地球は回転する」抜粋
『実演そのまま』ということをよく聞くが、
理想としてのレコード音楽は、実演そのままではいけない。
レコードの吹込みは、楽器の扱い方や、種類や、音色、音量の加減や、
その他の条件に、かなり自由が許されるはずであるから、
将来のレコード音楽は、実演以上の効果をあげ、
実演以上の感銘を与えるものでなければならぬと思う。
( 中略 )
少なくとも、プログラムとアーティストとを圧迫されないだけでも、
私は実演よりは、レコードの方に、安らかさと、高さを見出している一人だ。
― あらえびす
2020.3.31 skym
令和元年度 彦部公民館祭 あらえびす一座*レポート
【 令和元年度彦部公民館祭「あらえびす一座」公演 】
2月9日(日)の行われた、地元彦部公民館祭の
「あらえびす一座」の演劇に参加しました!
「あらえびす一座」とは、演劇を通して、
地域の歴史を楽しみながら知るために旗揚げされた劇団です。
…と言っても、公演は年に一度の公民館祭だけ(笑)
今回は、彦部地区星山に伝わる “達曽焼き” のお話でした。
この焼き物を伝えた人物は
達増拓也岩手県知事のご先祖様にあたる方だそうです。
当日は、なんと達増知事が駆け付けてくださいました!!
公式ツイッターには、あたたかな感想も。
以下、達増知事の公式ツイッターより。
岩手県紫波町の「彦部公民館まつり」で、
地元の皆さんによる演劇「星山村達曽焼き繁盛記」を鑑賞。
同地に窯を持ち焼物をやっていたうちの先祖の一族の話であり、
歌あり笑いありアクションありズッコケありのクオリティ高い劇でした。
先祖を大切に、故郷を大切に、という思いです。
また、公民館祭りにあわせて、記念館ギャラリーでは
過去の公演で使われた衣装や小道具を展示しました。
準備の様子
脚本、衣装や甲冑、カツラ、背景画・・・、全て手作りです!
小道具係(地元のお母さん方)のアイディア満載!
背景画は、記念館協力会の高橋理事です!
郷土の歴史を知り、伝えながら、
これからも地域のみなさんと、地域を盛り上げていきたいとな思いました(^^)
地域のみなさん、大変お世話になりました!
演劇に参加した記念館ファミリー
写真左から
杉本館長/紫波郡長役、 野村理事長 /岩手県知事役
八重嶋副理事長 /百澤神社の神主役、 作山学芸員 /星山の村人ツル役
2020.3.31 skym
胡堂・あらえびす大賞表彰式*レポート
【第5回胡堂・あらえびす大賞「読書と音楽の感想文コンクール」表彰式】
1月26日(日)10:00~12:00
胡堂・あらえびす大賞『読書と音楽の感想文コンクール』の
授賞式が行われました。
こちらは平成28年から開催している、
紫波町教育委員会主催の感想文コンクールです。
紫波町の名誉町民第1号である野村胡堂が、小説家であるとともに、
音楽評論家「あらえびす」として活躍したことにちなんで企画しました。
町内の児童・生徒を対象に実施してきた読書感想文コンクールに加え、
音楽感想文部門を新たに設けたものです。
今年は、町内外の小中学校、高校から読書感想文100作品、
音楽感想文14作品の応募がありました。
受賞者による朗読も行われました。
========= お知らせ! =========
コンクール入賞作品は、IBCラジオ「朝からRADIO」内
「日報 僕の作文 私の作文」で、2週にわたって放送されます。
放送日:2020年6月1日(月)~5日(金)
6月8日(月)~12日(金)
時 間:午前7時25分~30分
※生放送の枠内でご紹介のため、放送時間が前後する場合がございます。
========================
一日一作品、10名の朗読放送を、ぜひお聞きください(^^)
2020.3.31 skym
出張レコードコンサート①*レポート
【 出張レコードコンサート in 情報交流館 】
紫波町情報交流館で開催したレコードコンサートの報告です。
今年のテーマは、世界の管弦楽団で聴く名盤SPレコード。
7月21日(日)13:30~14:30
こちらは既にブログに書きましたので省略します。
9月21日(土)13:30~14:30
テーマ:オランダとフランスの管弦楽団
プログラム
カペー四重奏団
♪ラヴェル/弦楽四重奏曲 ヘ長調 第1楽章
パリ・コンセルバトワール管弦楽団
♪ドビュッシー/交響詩「海」管弦楽のための三つの交響的素描
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
♪ワーグナー/歌劇『タンホイザー』序曲
1月25日(土)13:30~14:30
テーマ:アメリカと日本の管弦楽団
プログラム
ボストン交響楽団
♪チャイコフスキー/弦楽セレナーデ
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
♪ベートーヴェン/交響曲第7番 第1楽章
フィラデルフィア管弦楽団
♪デュカス/交響詩『魔法使いの弟子』
新交響楽団(現在のNHK交響楽団)
♪ヨハン・シュトラウスⅡ/ワルツ「美しく青きドナウ」
毎回欠かさず駆けつけてくださる方、
通りすがりに耳を傾けてくださった方、
たくさんのご来場ありがとうございました。
2020.3.31 skym
出張レコードコンサート②*レポート
【 出張レコードコンサート・いろいろな施設におじゃましました! 】
今年度、記念館外施設に出張して開催したレコードコンサートや
見学団体向けに行ったレコードコンサートの報告です。
◆◇◆佐比内公民館研修会(団体見学)◆◇◆
6月20日(木) 於:あらえびすホール
胡堂のエピソードの紹介とともに音楽を鑑賞していただきました。
見学時間内にミニコンサートをすることも可能です。ご相談ください。
テーマ:胡堂の思い出の曲
プログラム
♪モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
♪シューベルト/野ばら
♪ベートーヴェン/エリーゼのために
♪ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」第1楽章
♪ヘンデル/オラトリオ『メサイア』より「ハレルヤコーラス」
◆◇◆地域婦人団体リーダー研修会◆◇◆
7月4日(木) 於:ラ・フランス温泉館(紫波町)
岩手県全域から集まった連合婦人会の研修会です。
ゆったりと耳を傾ける方や、熱心にメモを取る方もいらっしゃいました。
紫波町連合婦人会さん、お世話になりました。
テーマ:ふるさとによせて
プログラム
♪モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
♪ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」第1楽章
♪シューベルト/ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章
♪成田為三/浜辺の歌
♪シューベルト/野ばら
♪フォスター/懐かしいケンタッキーの我が家
♪ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」第2楽章
♪エルガー/行進曲「威風堂々」第1番
100名近いお客様の前で、すこし緊張しました。
◆◇◆上田公民館音楽講座 第1回◆◇◆
11月15日(金) 於:上田公民館(盛岡市)
上田公民館主催、全3回の音楽講座のうち、
第1回の「SPレコードに耳を澄ます」にお招きいただきました。
上田公民館さん、お世話になりました。
前半テーマ:名曲・名盤・名演奏でたどる、クラシック音楽の歴史
進行・解説:作山学芸員
♪ドヴォルザーク/ユモレスク
♪ヘンデル/調子の良い鍛冶屋
♪モーツァルト/ピアノ四重奏曲第1番より 第3楽章
♪サン=サーンス/組曲「動物の謝肉祭」より 第13曲「白鳥」
♪プッチーニ/歌劇『蝶々夫人』第2幕より「ある晴れた日に」
♪エルガー/行進曲「威風堂々」第1番
後半テーマ:クラシック音楽とポピュラー音楽の架け橋
進行・解説:杉本館長
♪バッハ/コラール前奏曲「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」
♪バッハ/管弦楽組曲第3番「G線上のアリア」
♪ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第2楽章
♪ガーシュウィン/歌劇『ポギーとベス』第1幕より「ララバイ」
♪フォスター/ケンタッキーの我が家
昭和の音楽喫茶のような雰囲気のなか、楽しくお話させていただきました。
◆◇◆野沢公民館(団体見学)◆◇◆
11月17日(日) 於:あらえびすホール
紫波町野沢地区の高齢者団体向けミニコンサートです。
実は最後に、学芸員のピアノで「銭形平次」を大合唱しました!
プログラム
♪モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
♪シューベルト/野ばら
♪サン=サーンス/組曲『動物の謝肉祭』より第13曲「白鳥」
♪ドヴォルザーク/ユモレスク
番外編!
♪ピアノ伴奏で「銭形平次」を大合唱
※「銭形平次」のピアノ伴奏、受け付けておりますよ(笑)
◆◇◆紫波町連合婦人会研修会(団体見学)◆◇◆
11月19日(火) 於:あらえびすホール
地元、彦部地区の婦人会が中心の団体さんです。
なにかとお忙しい地元のお母さん方・・・
ゆったりと音楽をお楽しみいただけたでしょうか?(^^♪
テーマ:癒しのクラシック音楽
プログラム
♪ショパン/前奏曲 作品18-15「雨だれ」
♪シューベルト/野ばら
♪ドヴォルザーク/ユモレスク
♪チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」
◆◇◆志和公民館まつり◆◇◆
1月11日(土) 於:志和公民館ホール(紫波町)
新年最初のコンサートは、志和公民館まつり。
昨年に続き、今年もお招きいただきありがとうございました!
テーマ:新春によせて
♪ドヴォルザーク/ユモレスク
♪宮城道雄/春の海
♪ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」第1楽章
♪ベートーヴェン/君を愛す
♪シューベルト/野ばら
♪ベートーヴェン/エリーゼのために
♪ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」第1楽章
♪ヨハン・シュトラウスⅡ/美しく青きドナウ
2020.3.31 skym
9~12月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
ブログの更新が滞ってしまってすみません……。
イベントのレポート、まとめて紹介してまいります!!
9月15日(日)14:00~16:00
第291回 クラシック名盤『楽聖物語』38 チャイコフスキー3
プログラム
♪スラブ行進曲
♪ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
♪交響曲第4番
ヴァイオリン協奏曲といえば、
ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンに並んで人気なのが
チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」。
胡堂は、チャイコフスキーの音楽の良さを
「誰にでも理解させる悲哀の美しさを描いた」と語っています。
このヴァイオリン協奏曲も、のびやかで美しいヴァイオリンの旋律から
「悲哀の美しさ」を感じられるかもしれません。
胡堂の音楽評論に併せて鑑賞する1曲として、おすすめです。
10月20日(日)14:00~6:00
世界のオケで聴く名盤レコード&リクエスト パート2
プログラム
♪ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第24番 第1楽章
♪交響曲第7番 イ長調
♪ヘンデル/オンブラ・マイ・フ
♪シューベルト/歌曲集「冬の旅」より 菩提樹
10月プログラムは、学芸員が担当しました。
テーマ「世界の管弦楽団」からは、
ニューヨーク・フィルハーモニック管弦楽団(アメリカ)を紹介しました。
そして今月は、初の試み・・・・
参加者にその場で投票してプログラムを決める
『今日の気分で聴くならどっち!?』を開催!!
・・・が、しかし、
「どちらも捨てがたいので、どちらも聴きたい!」との声があり、
時間オーバーも気にせず2曲とも鑑賞しました。
みなさんの音楽愛の深さを知り、嬉しくなりました(^^)♪
11月24日(日)14:00~16:00
第293回 クラシック名盤『楽聖物語』39 別伝4
プログラム
♪プロコフィエフ/3つの小品
♪グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調
2019年映画化され話題となった恩田陸さん著『蜜蜂と遠雷』にも
プロコフィエフの楽曲が登場していました!
プロコフィエフは近現代の作曲家・ピアニストとして知られており
その技術の高さから、演奏はとても困難だとか…。
近現代の曲になかなか馴染めない…という方もいると思いますが
物語を読み進めながら、
音楽をあわせて聴いてみると楽しめると思います♪
12月14日(土)14:00~16:00
第294回 クラシック名盤『楽聖物語』40 年末に聴きたい音楽
プログラム
♪グノー/アヴェ・マリア
♪ルター/われらが神はかたき砦
♪ヘンデル/オラトリオ「メサイア」より ハレルヤコーラス
♪フンパーディンク/クリスマス
♪グルーバー/きよしこの夜
♪ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」
胡堂のオルゴールコレクションより
♪タンホイザー行進曲
♪きよしこの夜
今月は、クラシック名盤『楽聖物語』からテーマを外れて
年末特集として、クリスマスの曲を中心に鑑賞しました。
胡堂さんはクリスマスの曲も集めていたのですね~☆
胡堂のオルゴールコレクションは
まだまだ聴いたことのない音盤がありますよ!
次回はいつ紹介できるかな…… お楽しみに(^_-)-☆
【1~3月あらえびすレコード定期コンサート*レポート】へ続く・・・
2020.3.31 skym
特別展「胡堂と皇室」*レポート
9月1日(日)~11月30日(土)
特別展「胡堂と皇室~田島道治と小泉信三の手紙より~」
2019年5月、令和時代がはじまり、
日本国民の皇室への関心は、一層高まったように感じます。
令和時代の始まりを記念し、
胡堂と上皇ご夫妻、皇室関係者との関わりについて紹介する
特別展「胡堂と皇室」を開催しました。
当記念館には、宮内庁初代長官の田島道治氏(1885-1968)
現在の上皇陛下の少年期の教育係である小泉信三氏(1888-1966)の書簡があり
胡堂と交流があったことがわかります。
ふたりの手紙には、
「銭形平次を楽しんでいます」というような内容が書かれてあり
胡堂の銭形平次人気がうかがえました。
また、関連資料として、松田瓊子著『七つの蕾』を紹介しました。
松田瓊子は、胡堂の次女。
生前に数作品の小説を執筆しました。
『七つの蕾』
昭和60年/国書刊行会発行(左)、昭和12年/教材社発行(右)
瓊子は『七つの蕾』で作家デビュー(昭和12年)しましたが、
その3年後、病に伏して23歳の若さで亡くなります。
『七つの蕾』は、上皇后美智子さまが学生時代に愛読された一冊でした。
胡堂の交友関係の広さを感じる展示になりました。
2020.3.31 skym
石川深理フルート・ピッコロリサイタル*レポート
【 石川深理フルート・ピッコロ リサイタル 】
11月23日(土・祝)13:30~15:30
今年度第2回のサロンコンサートは、奥州市出身の石川深理さん。
「~Romance de fleur~ 音楽あふれる午後の庭から」をテーマに
フルートとピッコロの2種類の楽器を使い、全10曲を演奏しました。
フルートの石川深理さんとピアノの中村孝子さん
主なプログラムは・・・
♪エネスコ/カンタービレとプレスト
♪エルガー/愛のあいさつ
♪シューマン/3つのロマンス作品94より 第2曲
♪アイザックソン/11月のうた
♪タファネル/「フランチェスカ・ダ・リミニ」によるファンタジー
♪ボザ/イマージュ 作品38
♪岩手県民謡/南部牛追い唄
♪ヴィヴァルディ/ピッコロ協奏曲 ハ長調 作品443 ほか
ピッコロを演奏する石川さん。
ピッコロは、フルートよりも1オクターヴ高い音域の楽器です。
先程の写真(↑)とよーく見比べると、長さが短いです。
たくさんのご来場ありがとうございました。
トークを交えながらの演奏は
(演奏者に負担をおかけしてしまうのですが……)
音楽や演奏者を身近に感じることができ
楽しい時間を過ごすことができました♪
親しみやすいトークでした!
フルートへの情熱や想いもお話くださいまいした。
石川さんは「野村胡堂は愛妻家だった」ことから
今回のプログラムに、「愛」にまつわる曲を選んだそうです(*’ω’*)
胡堂さんの随筆などを読むと、
妻ハナさんへの愛がジワジワと感じられますよ~。
打ち合わせはしていなかったそうですが、ドレスがお揃いみたいです☆
かわいいっ!!!
石川深理さん、中村孝子さん、
すてきな演奏をありがとうございました。
ますますのご活躍を楽しみにしております!
2020.3.31 skym
おんがくとしょかん、第1夜。*レポート
11月1日(金)19:30~20:30
おんがくとしょかん、第1夜。
紫波町図書館と当記念館の合同企画!
朗読にあわせたSPレコード鑑賞イベントを開催しました。
紫波町図書館の竹田司書(左)と当記念館の作山学芸員(右)
蓄音機ビクトローラ・クレデンザの存在感たるや・・・
図書館司書による作品の紹介と朗読、
当館学芸員による音楽の解説とSPレコード鑑賞で進めました。
当日は50名を超える多くの方にお集まりいただき
正直、すごくびっくりです(*ω*)!!
紫波町図書館・工藤館長
(令和2年3月末で退任なさいました。)
会場の様子
Today’s Book(テーマ)は、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。
第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞をW受賞し、
2019年秋に映画化された、話題の作品です。
恩田陸著『蜜蜂と遠雷』
装丁が、これまた綺麗なんです~。
プログラム
風間塵 第一次予選の演奏曲から
♪バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 ハ長調
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 第3次予選演奏曲から
♪リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調
英伝亜夜 最終選考演奏曲から
♪プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番ト短調より 第4楽章
おわりに・・・
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 最終選考演奏曲から
♪プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番ハ長調より 第1楽章
※すべて原作で描かれている曲です。
今回は、初めての試み・・・。
コンセプトは…、構成は…、流れは…、
取り上げる作品の場面は…、その場面の音楽は…、
誰の演奏レコードか…、会場の音響は…、解説の内容は…、などなど。
何度も打ち合わせし、リハーサルを念入りに行いました。
会場準備の様子
情報交流館のスタッフにもお手伝いいただきました。
吉田さん(左端)、ありがとうございました!
初めての企画は、簡単ではありませんでしたが
本が好きな方に、音楽に触れてもらったり
また、音楽が好きな方が、本を手にする様子は
とても嬉しいものですね。
この企画、
紫波町図書館の竹田司書に大変お世話になりました!
竹田さん、また一緒に企画しましょう~!
2020.3.31 skym
第37回野村記念講座*レポート
10月13日(日)13:30~17:00
第37回野村記念講座
野村胡堂が晩年に私財を投じて設立した
「野村学芸財団」の元奨学生(堂子会)による講座です。
岩手堂子会と当記念館の共催で開催しました。
===講演会===
演題 伝統芸能を未来に
~危険水域を超え始めた伝統芸能継承のために、私たちに出来ることは何か~
講師 藤本草氏(日本伝統文化振興財団理事長)
講演する藤本氏
資料映像や音源などを使い、分かりやすくお話してくださいました。
===コンサート===
出演
安藤政輝さん(箏)
長岡秀子さん(ヴァイオリン)
有森博さん(ピアノ)
伊達広輝さん(ピアノ)
桐谷建志さん(ヴァイオリン、ヴィオラ)
プログラム
♪チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調 作品59 ~ロシアの農村風景
♪ショパン:アルバムの一葉 ホ長調
♪リスト:メフィストワルツ第1番
♪バッハ(レーガー編曲):前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
♪宮城道雄:手事(第1楽章 手事、第2楽章 組歌風、第3楽章 輪舌)
♪宮城道雄:さくらさくら
♪モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 ト長調 K. 423
♪バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番より ラルゴ
♪ドルドラ:想い出(スーヴェニール)
♪ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
♪モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 ト短調 Op.71
ピアノの伊達さん(東京藝術大学音楽学部2年生)
ピアノの有森さん(東京芸術大学教授)
伊達さんと有森さんのピアノ連弾
前日も念入りにリハーサルしていました。
箏の安藤さん
桐谷さんと安藤さん
「和」と「洋」の融合した音色が会場を魅了しました。
ヴァイオリンの長岡さん
演奏はもちろんのこと、笑顔もステージ衣装も素敵です!
ヴァイオリンとヴィオラ、どちらも演奏する桐谷さん
今回はバッハのネクタイにしたそうです!
桐谷さんと長岡さんの、息の合った重奏がとても素晴らしかったです。
安藤さんの、ほのぼのMCが会場の雰囲気を温めました。
ご講演、ご出演の皆さま、大変ありがとうございました。
ちょっと裏話・・・
この日、台風19号の影響が懸念され
開催が危ぶまれていました・・・。
そこで、出演者の方々は予定よりも、さらに1日早くご来町。
おかげさまで台風一過の当日は、
予定通りのプログラムを実施することができました。
出演者の皆さまの機転の利いた対応に、大変感謝いたします。
また、一般参加者のなかには
残念ながらキャンセルした方も多くいらっしゃいます。
当日の講演レジュメ、プログラムは余分にありますので
ご希望の方は、遠慮なくお申し出くださいませ。
来年度は不安なく開催できますように!(>_<)
2020.3.31 skym
銭形平次捕物控朗読会*レポート
9月8日(日)13:00~
毎年好評!!!
大塚富夫さんによる「銭形平次捕物控」の朗読会です。
今年の朗読作品は、
昭和9年発表の「兵粮丸秘聞(ひょうろうがん ひぶん)」。
盛岡藩南部家が登場する作品です!
朗読の前に、担当の千葉学芸員が
作品の舞台と、南部家の藩主や屋敷跡などについて解説をしました。
盛岡藩南部家の下屋敷は、現在の有栖川宮記念公園になっています。
「南部坂」と呼ばれる坂も現存します。
ちなみに上屋敷は、現在の日比谷公園です。
千葉学芸員、初担当の講座でした!
朗読が始まると
来場者の意識が、大塚さんに声に集まり・・・
胡堂の文章が、朗読によって活き活きとし、
平次と八五郎のかけあいの面白さや
事件の謎に迫る緊迫感や臨場感を感じられました。
バックの映像は、当館所蔵の江戸切絵図です。
そして、大塚さんが演じる平次親分は
ちょっと渋くてかっこいい~~~!!!
(平次の年齢設定は30歳前後なんですが……)
朗読後のトークもまた面白く、
止められない止まらない…(笑)
続きはラジオで! と、惜しまれながら終了。
会場の様子
この朗読会は今年で9回目になり
『銭形平次捕物控』全383編中9作品を取り上げました。
残りは374作品です(笑)
来年度の10回目も、どうぞお楽しみに!
2020.3.31 skym
8月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
【 第290回あらえびすレコード定期コンサート 】
8月17日(土)18:30~20:30
クラシック名盤『楽聖物語』37 ベートーヴェン5
プログラム
♪エグモント序曲
♪ピアノ三重奏曲第7番「大公」
♪交響曲第5番「運命」
8月も「ベートーヴェン」ナイト!
定番の交響曲第5番「運命」は、全楽章を鑑賞しました。
すこし話はそれますが・・・
現在記念館では、SPレコード保存のため
SPレコードのデジタル音源を作る取り組みを行っています。
SPレコードを蓄音機で再生し、録音してデータ化。
その後、CDを作成します。
今回のレコードコンサートでは
一部の曲を、録音したCD音源で鑑賞しました。
来場されたみなさんにご理解いただき、
様々なご意見をいただくことができました。
現代のデジタル音源(CDや携帯アプリで聴けるものなど)は、
技術の進歩により、余分な雑音を削り、
より鮮明で澄んだ音を楽しむことができます。
一方、蓄音機で聴くSPレコードは全く別もの。
録音による細かい雑音、演奏中の人の息遣い、
臨場感や空気感がそのまま録音されているように感じます。
今となっては、
デジタルもアナログもそれぞれ良さがあり、
比べものにはなりませんね。
今後も、蓄音機で鑑賞するアナログなコンサートと
CD音源を大型スピーカーで聴くデジタルなコンサートで
現代に合った、多様なSPレコード鑑賞を提示できればと思っています。
次回、第291回あらえびすレコード定期コンサートは
9月15日(日)14:00~16:00です。
第300回記念に向けてカウントダウンが始まりました!
どうぞ足をお運びください。
2019.8.20 skym
夏休み子ども映画上映会*レポート
【 夏休み子ども映画上映会 】
7月31日(火)~8月4日(日)午前10時30分~
子どもたちの夏休みの時期に合わせて
子ども向けの映画を毎日日替わりで上映しました。
一般のご家族だけでなく
地元の子どもクラブ(学童保育施設)や
児童館のみなさんにも、ご活用いただきました。
子ども向けの映画会は、冬休みの時期も開催する予定です。
入場料は無料! ご来場お待ちしております。
2019.8.6 skym
よるの自然観察会*レポート
【 あらえびす よるの自然観察会 】
7月27日(土)17:30~
夏の子ども向けイベントです!
光に集まる昆虫と、星空を観察しました。
たっぷりの写真でレポートします!
★☆★星空観察会★☆★
望遠鏡作り、大望遠鏡での観察、プラネタリウム体験など
さまざまなプログラムがありました。
数に限りがあり、参加できなかったみなさんごめんなさい。
このあと、手作りの自分の望遠鏡を使って星空を観察します。
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの
3つの星をつなぐと、夏の大三角形になります。
ホールでは、プラネタリウムを楽しみました。
夜にかけて空が雨雲に覆われてしまい
外での観察があまりできませんでしたが
屋内でも、星空を楽しむことができました。
講師の盛岡市子ども科学館のみなさん、
紫波天文同好会のみなさん、ありがとうございました。
◆◇◆昆虫観察会◆◇◆
ライトトラップを仕掛け
光に集まる虫たちを観察しました。
暗くなるま、裏山で昆虫を探しました。
顔や羽の模様など、ルーペを使ってじっくり観察しました。
参加した親御さんも楽しんでいるようでした!
虫をそっと手のひらに乗せて
「生きてる感じがする!」と嬉しそうに言う子どもたち。
人も、虫も、同じ世界で生きていることに気づき
どんな生き物にも優しくなれると良いなと思いました。
講師の昆虫観察グループはんみょうのみなさん
ありがとうございました。
2019.7.28 skym
出張!レコードコンサート(7/21)*レポート
昨年度に続き、記念館外での無料コンサート
「出張!あらえびすレコードコンサート」を開催しています。
今年度は、年4回、1時間のコンサートです。
「世界の管弦楽団で聴く名盤SPレコード」をテーマに
学芸員が進めてまいります!
【 第17回出張!あらえびすレコードコンサート 】
7月21日(日)13:30~14:30
今年度1回目は、
「ドイツとオーストリアの管弦楽団」をテーマに
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名盤レコードを鑑賞。
プログラム
♪モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』序曲
♪J.シュトラウスⅡ/歌劇『こうもり』序曲
♪ハイドン/弦楽四重奏曲第77番「皇帝」より
第2楽章 アダージョ・カンタービレ
♪ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」より
第2楽章 アダージョ・カンタービレ
♪ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」より
第1楽章 アレグロ
胡堂は、フルトヴェングラーが指揮する
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のレコードを
多数所蔵しており、音楽評論書でも高く評価しています。
胡堂のことも紹介しつつ、
来年生誕250年を迎えるベートーヴェンについてお話しました。
今年は、来年に向けて
ベートーヴェンをたくさん聴いてみたいなと思っています♪
出張レコードコンサートは無料です。
どうぞ気軽にお越しください。
2019.7.23 skym
4~7月あらえびすレコード定期コンサート*レポート
今年度もあらえびすレコード定期コンサートがスタート。
解説は侘美淳さんと当館学芸員が担当しています。
4月14日(日)14:00~16:00
第286回 クラシック名盤『楽聖物語』34 ハイドン2
プログラム
♪弦楽四重奏曲第77番「皇帝」
♪ピアノ三重奏曲 ト長調
♪交響曲第100番「軍隊」
弦楽四重奏曲第77番「皇帝」は
第2楽章が現在のオーストリア国歌のメロディー。
ハイドンがオーストリア国家(皇帝)を讃えるために作った歌を
変奏曲にして第2楽章としました。
とても親しみやすいメロディーです。
5月19日(日)14:00~16:00
第287回 クラシック名盤『楽聖物語』35 モーツァルト4
プログラム
♪セレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
♪フルートとハープのための協奏曲
♪交響曲第41番「ジュピター」
「ジュピター」は昨年から待ちに待ったプログラム!
( 去年はレコードが無く、断念しました…(>_<) )
SPレコードの状態も良く、じっくり味わうことが出来ました。
6月16日(日)14:00~16:00
第288回 世界の管弦楽団で聴く名盤レコード&リクエスト特集 パート1
プログラム
♪ヨハン・シュトラウスⅡ/ワルツ「美しく青きドナウ」
♪ショパン/華麗なる大円舞曲
♪ショパン/夜想曲(ノクターン)作品9-2
♪チャイコフスキー/大序曲「1812」
♪モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ
♪ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
テーマの「世界の管弦楽団」からは、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(オーストリア)と
フィラデルフィア管弦楽団(アメリカ)を紹介しました。
また、今月は参加者から募集したリクエスト曲を取り上げました。
次回のリクエストは10月に行います。
SPレコードで聴いてみたい曲を、どんどんお寄せください!
7月20日(土)18:30~20:30
第289回 クラシック名盤『楽聖物語』36 ベートーヴェン4
プログラム
♪レオノーレ序曲 第3番
♪弦楽四重奏第16番 第1楽章
♪ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
7月と8月は涼しい夜の時間に開催しています。
来年生誕250年を迎えるベートーヴェンを、
2ヶ月にわたって特集します!
来月は交響曲第5番「運命」です。お楽しみに!
あらえびすレコード定期コンサートは、毎月1回。
このコンサートでは、あらえびす(野村胡堂)の著書『楽聖物語』から
本人が推薦するSPレコードを、できる限り取り上げています。
著書は受付で販売しておりますので、ぜひ手にとってご覧ください。
〔左〕クラシック名盤「楽聖物語」…作曲家の小伝記と推薦レコードの紹介です。
〔右〕音楽は愉し…音楽にまつわる随筆。新版は注釈が入り読み易くなりました。
2019.7.31 skym
佐藤彦大ピアノリサイタル*レポート
【 佐藤彦大ピアノリサイタル 】
7月7日(日)13:30~15:30
今年度第1回のサロンコンサートは
盛岡出身のピアニスト佐藤彦大さん。
「2つの”幻想曲風ソナタ”から導かれたショパンとシューマン」
をテーマに6曲演奏しました。
事前の予約数が多く、急きょ座席を増やして開催。
136名のお客様がご来場くださいました!\(◎o◎)/!
たくさんのご来場、ありがとうございました!
プログラムはこちら・・・
♪ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2
「幻想風ソナタ」(月光)
♪ショパン/ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26-1
♪ショパン/舟歌 嬰ヘ長調 作品60
♪ショパン/ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53「英雄」
♪ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 作品27-1
「幻想曲風ソナタ」
♪シューマン/謝肉祭「4つの音符による面白い情景」作品9
ベートーヴェンの月光ソナタや
ショパンの有名なポロネーズはもちろんのこと
シューマンの「謝肉祭」は圧巻の演奏でしたね。
演奏曲の解説をする彦大さん
彦大さんは、演奏曲の解説を交えながら
アンコールまで、時間たっぷり演奏してくださいました。
解説を聞くと、音楽の感じ方が変わったり
鑑賞の道しるべになったり、より楽しめますね。
記念館でも佐藤さんのサインをもらいました!
色紙は、あらえびすホール前に展示しています。
どうぞご覧ください。
佐藤彦大さん、すばらしい演奏をありがとうございました。
ますますのご活躍を期待しております!
2019.8.2 skym