あらえびすバスツアー*レポート

あらえびすバスツアー

7月12日(月)8:00~17:30

 

今年度の野村胡堂・あらえびす記念館協力会会員限定のバスツアーを

リポートします。

 

今年度のバスツアーも昨年度同様、 新型コロナウイルス感染症対策のため、

募集定員を例年より減らし、座席も密にならないよう指定席にし、

乗車時には検温・手指の除菌を徹底しました。

 

見学先でもマスクの常時着用や参加者同士距離を取り合うなど、感染予防に努めました。

 

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今年度は奥州市にお邪魔しました。

 

最初に見学したのは、「旧岩谷堂共立病院」です。

旧岩谷堂共立病院の建物は、菊田一夫原作のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のモチーフに

なったとも言われ、4階の塔屋からは菊田が疎開で身を寄せた及政旅館を

望むことができます。

 

旧岩谷堂共立病院は、明治8(1875)年1月に岩手県初(当時は水沢県)の

西洋医学における総合病院として開院しました。

数年後には病院としての役割を終えていますが、閉院後は磐井治安裁判所岩谷堂支所及び

登記所、岩谷堂尋常小学校の仮校舎、岩谷堂町役場、江刺町役場、江刺市役所など

公共建築として使われてきたそうです。

 

ガイドの方にわかりやすく説明していただけました。



見学後は、風情ある蔵が立ち並ぶ街並みを抜けて…

 

続いて向かったのは、旧岩谷堂共立病院から歩いて行ける距離にある、

「菊田一夫記念館」です。

劇作家・作詞家の菊田一夫(朝ドラにも登場しましたね!)は、戦後間もなく、

作曲家の古関裕而とコンビを組み、数々のラジオドラマ・テレビドラマ・映画・

演劇・ミュージカルを手がけました。

代表作ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」、舞台「放浪記」・「風と共に去りぬ」、

楽曲「イヨマンテの夜」など多くのヒット作品を世に送り出しています。

赤煉瓦造りの2棟の蔵は、明治時代後期に建造された物です。

 

次の目的地は「えさし郷土文化館」。

江刺地方の歴史・文化と地域産業、伝統文化を、豊富な実物資料や復元資料を通じて

学ぶことができる博物館施設です。

特別企画展「雅静の美 正法寺の至宝を巡る」では、通常非公開となっている

正法寺の寺宝を公開していました。

学芸員さんの解説を聞きながら、午後にお邪魔する正法寺の予習をしました。

 

 

ここで、お待ちかねのランチタイム!

えさし郷土文化館のすぐ近くにある「えさし藤原の郷 レストラン清衡」で

いただきました。

あの!有名な江刺金札米をいただきました。

 

 

午後にお邪魔したのは、水沢地区の黒石町にある曹洞宗の古刹、

正法寺(しょうぼうじ)です。

南北朝時代の貞和4 (1348) 年の開山で、日本一の茅葺屋根を誇る法堂の大建築に

代表される伽藍には、尊像・寺宝・文化財が数多く安置されています。

正法寺の秘佛本尊「如意輪観世音菩薩坐像」は、鎌倉時代後期の作で岩手県指定文化財に

なっています。

毎年10/16の熊野大権現大祭祈禱会の際に御開帳しているそうなのですが、

令和3年は4/1~9/30の半年間、特別に御開帳されていました。

例年であれば年に一度の御開帳、貴重な参拝の機会をいただけました。

日本一の茅葺屋根がこちら!近い場所から見学させていただきました。

かなりの迫力でした。


こちらでも、正法寺の方にとてもわかりやすくご説明いただけました。

御本尊についてや修行にいらっしゃる方々ついての説明を伺ったり、

ミニ座禅体験もさせていただきましたよ!

 

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今年度参加の会員の皆様には、十分に新型コロナ感染症の感染予防を

していただきました。

また、見学先の関係者の皆様におかれましても、様々な感染予防策を

とってくださいました。

 

無事、今年度もバスツアーを開催できたのは、皆様のお蔭です。

心からお礼申し上げます。

 

 

☆おまけ☆

今年度のバスツアーにも、昨年同様アニメ「啄木鳥探偵處」の野村胡堂さんたちと

回ってみました!

今年は盛岡中学三人組と。

 

最後に寄った産直で、恒例のソフトクリーム!

去年よりもうまく撮影できた、かも…?

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