6月から始まった企画展
歌川広重「東海道五十三次」・野村胡堂『三万両五十三次』は、
広重の版画と胡堂の小説を、一緒に味わえる企画展です!
9月5日(金)から第三期がスタートし、10月19日(日)で企画展の全てが終了になります。
東海道五十三次とは、
浮世絵師・歌川広重が描いた、東海道五十三次の宿場町や景色の風景版画です。
江戸の日本橋から、京都の三条大橋まで続く東海道にある、
53箇所の宿場町や風景を描いたものです。
江戸の「日本橋」を出発し、「箱根」の関、「大井川」の徒歩渡り、「宮」の渡し…
そして、東海道の中でも難所といわれる鈴鹿の関を越えると、目指す「京」は目の前!
第三期では、赤坂~京までの20点を展示しています。
※写真では明るく見えますが、会場は作品保護のため、照明を落としております。
ご理解と、ご協力をお願いします。
小説『三万両五十三次』とは、
歌川広重の東海道五十三次に影響を受けて、胡堂が執筆した長編小説です。
もちろん舞台は東海道五十三次!
江戸の日本橋を出発し、53ヵ所の宿場町を越え、京都の三条大橋へ向かいます。
物語は、馬場蔵人が京都まで送り届けるはずの三万両をめぐり、
盗賊たち、攘夷派の武士たちが大奮闘!
しかし、重要人物である“真琴”の死をもって、物語は急展開します。
(あらすじは、過去のブログ、または記念館でご覧ください♪)
野村胡堂の代表作といえば『銭形平次捕物控』ですが、
この『三万両五十三次』も、かなりの名作ですよ(^-^)!
展示では、小さなキャラクターたちも、物語をちょこっとナビゲートしています♪
展示室は、受付を過ぎて右奥の、こちらの広重ロード(廊下)を進んだ先です。
(ちなみに、廊下から企画展関連の展示をしていますので、こちらもぜひ!)
みなさまのご来場、お待ちしております!!
2014.9.6sakuyama