イベントが充実した今年度下半期の様子を、一挙にご紹介!
つづいて 【 10月 】 です!
◆彦部地区いこいの家交流会
◆第33回野村記念講座
◆第244回あらえびすレコード定期コンサート
◆バスツアー~宮城の明治村 とよま~
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【 彦部地区いこいの家交流会 】 10月1日(木)
こちらは彦部地区の75歳以上の方を対象にした交流会です。
主催は彦部地区ボランティア協議会ですが、会場ホールの貸し出しと
NPO法人野村胡堂・あらえびす記念館協力会からの助成を行っております。
交流会では、地元の彦部児童館の園児によるお遊戯や
笑いヨガ、歌いましょうのコーナーなどお楽しみがたくさんです。
参加された90人の方々は、見て!笑って!歌って!
とてもリフレッシュ出来た様子でした(^^)
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【 第33回野村記念講座 】 10月11日(日)
野村学芸財団岩手堂子会が主催の
講演会とコンサートの2部構成の催しです。
胡堂が晩年に設立した「野村学芸財団」の奨学生だった方が
胡堂への恩返しの意味を込めて開催しているものです。
今年のプログラム
【第1部 講演会】
「悪とは何か?
~ダンテ『新曲』の地獄・煉獄から見た≪救われる人≫と≪救われない人≫~」
講師:藤田 道夫氏(慶応義塾大学文学部教授)
【第2部 コンサート】
♪ ダンテの新曲・地獄篇第33歌(ウゴリーノ伯爵)/ドニゼッティ
♪ ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲/リスト
♪ ユーモレスク/ドヴォルザーク
♪ 夢見て、夢見て、ああ、愛しいお母さん!/トスティ
♪ 落葉松/小林秀雄
♪ ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調より 第一楽章/モーツァルト 他
演奏:嶺 貞子氏(ソプラノ)、森田 学氏(バス)
長岡 秀子氏(ヴァイオリン)、平田 昌平氏(チェロ)
有森博氏(ピアノ)
なかなか触れることができない ダンテ『神曲』についての講演や、
日本はもとより、海外でも活躍されている音楽家の方々の演奏を聴くことができる
とても貴重で有意義な時間になりました。
胡堂の意志は、胡堂から奨学生へ、奨学生から次世代へと
消えずに受け継がれていくのだなあと感じました。
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【 第244回あらえびすレコード定期コンサート 】 10月18日(日)
10月は「クラシック名盤『楽聖物語』4~シューベルト~」をテーマに
講師の侘美淳先生(偶数月担当)に代わって、
ピンチヒッターの学芸員がレコードコンサートを進めました。
今回の取り上げた作曲家「シューベルト」のことを
あらえびす著『楽聖物語』のなかで「旋律の泉」と表しています。
(※「あらえびす」とは、野村胡堂が音楽評論を執筆する際に使ったペンネーム)
また、シューベルトの音楽については
「初夏の薫風に歌う鳥のように、
心から湧き出ずる旋律を、素晴らしい才能で処置し、
五線紙に留めて百千年の後に残した人類への恩恵」と表しています。
音楽の描写がちょっぴりロマンチックに思われますが
これがあらえびす(胡堂)の音楽の表現なのです。
他にも「懐かしさと優しさと、沁み出る愛情と輝く美しさ」
「人文史上のオアシス」と表現しているように
胡堂にとってシューベルトの音楽は、心のオアシス
生活に潤いを与えるのもだったのかな…なんて思いました。
プログラム
♪ 歌曲「死と乙女」
♪ 弦楽四重奏曲「死と乙女」より 第1楽章
♪ 楽興の時 第3番
♪ 即興曲 第2番
♪ 軍隊行進曲 第1番
♪ 交響曲第8番「未完成」
『楽聖物語』を読むついでに、レコードコンサートなんていかがでしょうか?
毎月開催しておりますので、ぜひ懐かしい音の、音楽のオアシスへ♪
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【 あらえびすバスツアー 】 10月26日(月)
今年度2回目のバスツアーは
宮城県登米市「みやぎの明治村」へ行ってきました☆ミ
明治初期の建物が多く並ぶ宮城県登米(とめ)市。
昭和40年代まで登米小学校として使用されていた教育資料館と
水沢県庁記念館の見学です!
始めに、教育資料館(旧登米(とよま)高等尋常小学校校舎)を
ぐるっと見学しました。
(旧登米高等尋常小学校。正門がとても立派!)
(中庭が広く、白く塗られたバルコニーが印象的です。)
木の椅子や机、長い廊下や波打つガラスやバルコニーなどが懐かしく
その時代の少年少女の気分になりました(*^_^*)
(教室にはオルガンもあり、ますます懐かしい雰囲気~♪)
この小学校は山添喜三郎の建築により明治21年(1888年)に落成、
当時の洋風学校建築を代表する建物として
現在は国指定の重要文化財(建造物)になっています。
(丸い木の木目が地面と垂直になるようにしてハメ込み、耐震性を高めたとのこと。)
岩手県では、明治期の建造物として
現在の岩手銀行中ノ橋支店(旧盛岡銀行本店)が有名ですが
登米小学校は岩手銀行よりも約20年も古い建物なんですよ。
そしてそして、お楽しみのお昼は・・・
(わくわく、わくわく…)
雄大な北上川の眺めながら改装した土蔵の素敵な雰囲気の中でいただく・・・
(パッカーーーーーン!!!)
天然うなぎの う!な!重~!!!
ふわっとした身に、甘いタレ! 大満腹でした~(○^v^○)♪
お昼をいただいた東海亭さん(創業明治8年!)は
いつも行列になるほど人気のお店だそうです~。
お昼の後に水沢県庁記念館を見学しました。
(水沢県庁記念館)
教育資料館(小学校)~水沢県庁記念館までガイドをしてくださった
みやぎ明治村の案内人・中澤さちこさん、ありがとうございました!
(案内人の中澤さん。とてもわかりやすく説明してくださいました!)
紫波町へ戻る途中にもう一か所!
一関の「世嬉一 酒の民俗文化博物館」を見学しました。
実はここ!「いちのせき文学の蔵」という
日本一小さな文学館があるんですよ!
(酒と民俗文化博物館)
博物館と文学館を案内していただき
お酒の勉強をしたところでお土産タイム。
しかも、お土産タイムを予定よりも時間延長しました!!
お酒の勉強をすると、欲しくなるのもですね?(笑)
みなさんは利き酒体験やお土産をたっぷり購入していました(^^)
(紅葉もキレでした~)
ちなみに、この博物館の施設内に「島崎藤村の初恋神社」があり
私はここで恋みくじを引き、大吉でを引き当てました!!!やった!!
あれから3か月……?(笑)
神社お参りの話は置いといて…
今回のバスツアー、明治期のにタイムスリップし、お酒にちょっぴり詳しくなり、
お腹も土産もお話も充実のいちにちになりました!
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました☆
【おまけ1】
登米に向かう途中で立ち寄った道の駅「みなみかた」
レンコンやゴボウなどの野菜チップがおいしかったです!
(採りたての野菜や、観光パンフレットも充実しています。)
【おまけ2】
登米町観光物産センターの Lady と Gentleman がかわいかったです♪
2016.1.30 sakuyama