9月1~2日の2日間、
紫波第一中学校の2年生8名が職場体験に来ました。
紫波第一中学校では、働くことの意味や喜びを学ぶため、
第2学年で職場体験を実施しているそうです。
中学生のみなさんは、記念館でどのような仕事をしているか、
なかなか想像できませんよね。
この2日間の中学生の体験を、写真たっぷりでレポートします☆
◇◆◇1日目◇◆◇
記念館に来たからには、胡堂について知らねばならぬ!
・・・と言うことで、
まずは、館長から胡堂の説明を受けながら、館内を見学しました。
熱心にメモをとる中学生のみなさん
そのあと、2班に分かれて体験開始!
展示室の掃除、寄贈図書の掃除、LPレコードのクリーニングをしました。
展示室内の掃除、除菌作業。
手が触れるところを考えながら除菌できました。
こちらは、千葉学芸員と一緒に寄贈図書の掃除。
古い図書のほこりを丁寧にはらいました。
ホールでは、作山学芸員と一緒にLPレコードのクリーニング。
レコードを指の爪で傷つけないように気を付けて作業しました。
ちょっと休憩時間・・・
中学生は「レコード」というものを知らない世代で
音楽は、アプリを使って聴くそうです!Σ(・□・;)
最近どんな音楽を聴いているのか、という話題でも盛り上がりました!
午後からは、体験のメイン! 記念館ギャラリーの展示作業です。
ギャラリーで展示を続けていた「川柳コンテスト応募作品展」を張り替え
アニメ『啄木鳥探偵處』の紹介コーナーを作ります。
今回は、展示の企画・構成から、展示が完成するまでを一通り体験してもらいました。
まずは「川柳コンテスト応募作品展」の貼りかえ。
展示に取りかかる前に、アニメ『啄木鳥探偵處』を知るため、
野村胡堂とアニメに登場する文士たちとの関係を知るところから始めました。
現在、常設展示室内では、
胡堂と文士たちの交流が分かる展示を行っています。
展示を担当した千葉学芸員に解説してもらいました。
胡堂宛の平井太郎(江戸川乱歩)の手紙をじっくり見ています。
いよいよ、どの展示物を使ってどのように紹介するかを考えました。
◇◆◇2日目◇◆◇
前日に引き続き、アニメ『啄木鳥探偵處』紹介コーナーの展示作業です。
展示のイメージが出来たので、あとは手を動かすだけ!
説明が必要なところにパネルをつけて・・・
ペンの色は何色にする・・・? 字の大きさは・・・?
キャラクターの紹介文は・・・
掲示するものの高さは・・・
順番はこれで良いか・・・
相談しながら作業を進めているようでした。
そして、完成した展示がこちら!
アニメ『啄木鳥探偵處』紹介コーナー
(((中学生のみなさん頑張りました!もう、感動しかない(´;ω;`)ウッ…)))
※↑学芸員たちの心の声。
完成後は、展示のポイントについて紹介してもらいました。
なかなか大変な作業だったと思いますが、
相談したり、分担しながら、展示を完成させることができました!
こちらの展示は、現在展示場所を変えて
記念館の廊下の壁に展示しています。
ご来館の際は、ぜひ中学生の頑張りをご覧ください。
さて、体験の最後は、マスコミ対応の見学。
ちょうどIBCラジオの取材が入っており、
館長と学芸員が受け答えしている様子を見学しました。
取材の様子
この記録写真は一中の生徒さんが撮影しました。
取材の様子(記念館職員が撮影)
なんと、紫波一中のみなさんもサプライズで
ラジオに登場してもらうことになりました!
突然のインタビューだったにもかかわらず、しっかりと受け答えが出来ていました。
この様子は、9月10日(木)放送の
IBCラジオ「ゲツキンライブ1745」の番組内で紹介されました。
後日、たくさんの方から「ラジオを聞いたよ~!」と声をかけていただきました。
中学生のみなさんも聞けたかな?(^^)
最後は質問の時間を設け、館長からお話を聞きました。
これでハードな職場体験はおしまい・・・。
職場体験の数日後、、、
生徒ひとりひとりから丁寧なお礼状が、記念館に届きました。
どうもありがとうございました。
この体験が、今後の役に立てれば嬉しいです(*’ω’*)
紫波第一中学校のみなさん、2日間、大変お疲れまでした!!
2020.9.5 skym