10~12月あらえびすレコード定期コンサート*レポート

10月18日(日)14:00~16:00

第301回 クラシック名盤『楽聖物語』47 ベートーヴェン9

プログラム

♪ベートーヴェン/歌曲「君を愛す」

♪ベートーヴェン/歌曲「アデライーデ」

♪ベートーヴェン/交響曲第4番

♪ベートーヴェン/交響曲第8番

 

今月は、ベートーヴェンの歌曲を取り上げました。

どちらの曲も、24~5歳の若きベートーヴェンの作品です。

「君を愛す」は、音楽の教科書にも掲載されており

知っている方も多いのではないでしょうか。

 

一般的に交響曲のイメージが強いベートーヴェンですが

このような、素朴で美しい歌曲も作曲しています。

機会がありましたら、ティータイムにでも聴いてみてくださいね。

 

秋の景色

 

 

11月15日(日)14:00~16:00

第302回 企画展「音楽評論家あらえびす」コラボ内容

あらえびすのレコードコンサート(後編)

プログラム

~胡堂の肉声レコード~

 ♪講演 野村あらえびす/コロムビア 世界音楽名盤集 第三集に就いて

~コロムビア 世界音楽名盤集 第三集より~

 ♪ヨハン・シュトラウスⅡ/皇帝円舞曲(カイザー・ワルツ)

 ♪リスト/死の舞踏

~音盤懐古漫談会 岩手県公会堂にて~

 ♪グルーグ/ノルウェーの婚礼の行列

 ♪ドニゼッティ/歌劇『ランメルモールのルチア』より「狂乱の場」

 ♪グノー/歌劇『ファウスト』より「金の仔牛の歌」

 ♪ヴォルフ/郷愁

 ♪シューベルト/子守唄

 ♪ビショップ/埴生の宿

 ♪ダヴィッド/歌劇『ブラジルの真珠』より「かわいい鳥」

 ♪ヴェルディ/歌劇『椿姫』より「そは彼の人か」

 

今月は、企画展「音楽評論家あらえびす」に関連した内容の第2回。

企画展の担当学芸員が進行・解説しました。

 

前半は、胡堂の肉声レコードを紹介しました。(←コンサートでは初公開!)

このレコードは、日本コロンビアが発行したアルバム

「コロムビア 世界音楽名盤集 第三集」について解説をする胡堂の肉声です。

このあとに「世界音楽名盤集 第三集」から2曲を鑑賞しました。

 

後半は、昭和15年に岩手県公会堂の大食堂で開催したコンサートプログラムを

同じ演奏者&レーベルのレコードで再現し、鑑賞しました。

 

当時の岩手県公会堂の大食堂は、現在の21号室にあたります。

胡堂の声や選曲したSPレコードを聞いたり

今でも当時の会場を訪れることが出来ると思うと

胡堂が、ついこの前まで生きていたかのように感じ、不思議な感覚になりますね。

 

全2回にわたる企画展関連内容のコンサート、いかがでしたでしょうか?

いつもの定期コンサートとは違い、特殊なコンサートだったと思います。

最後までお聴きくださりありがとうございました。

 

胡堂の選曲によるレコードコンサートのプログラムは

実はたくさんあるのですが、これまであまり公開していませんでした。

  胡堂のプログラムを

  胡堂が集めたSPレコードで

  胡堂と同じ型の蓄音機で鑑賞する・・・

今後もこのような機会を作りたいと思いますので

興味がありましたら、ぜひご来場ください。

 

今月は、こちらの企画展の関連イベントでした!

 

 

12月20日(日)14:00~16:00

第303回 クラシック名盤『楽聖物語』48 ベートーヴェン10

プログラム

♪ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」

♪ベートーヴェン/交響曲第7番

あらえびすのオルゴールコレクションから

♪歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲

♪きよしこの夜

 

2020年は、ベートーヴェン生誕250年にちなんだ

交響曲全曲鑑賞プロジェクト(←勝手に命名!)を実施し、

今月で最終回を迎えました。

 

講師の侘美先生が最後の曲に選んだのは、

ベートーヴェンの交響曲のなかでも、近年人気が高い「ベト7(しち)!」

弾むリズム、疾走感のある旋律が、現代でも親しみやすいのでしょうか。

(担当者個人的にも、お気に入りの一曲です!)

 

そして今月は、クリスマス企画として

胡堂のオルゴールコレクションから、2曲鑑賞しました。

 

ドイツ・シンフォニオン社の卓上型ディスクオルゴールで

櫛を弾く音が木製のボディに反響し、まろやかな響きが広がります。

普段は常設展示室内に展示していますので、いつでもご覧いただけます!

 

冬の景色

 

今年は感染症拡大の影響を受け、とても大変な一年でしたが

ご来場のみなさまのご協力のおかげで、

一年間レコードコンサートを開催し続けることができました。

 

今後も感染拡大防止対策に努めて参ります。

ご来場のみなさまには、引き続き

感染拡大防止対策について、ご理解・ご協力をお願いいたします。

 

レコードの音色が心の健康の助けとなりますよう祈りながら

今後も、出来る限りの開催を続けて参りたいと思います。

新年からもよろしくお願いいたします。

 

2020.12.27 skym

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